2月 19, 2016 19:55 Asia/Tokyo
  • EUとイギリスの対立が継続

欧州理事会の議長が、イギリスのEU改革案に関して、EUとイギリスの間で多くの対立が存在することを認めました。

ファールス通信によりますと、ベルギーのブリュッセルで行われていたEU改革案に関するイギリスのキャメロン首相とEU加盟国の首脳の協議は、18日木曜夜、物別れに終わりました。

また同時に、EU加盟国はイギリスがEUに残留することを求めました。

この協議は19日金曜もブリュッセルで継続されます。

キャメロン首相は、イギリスのEUとの関係改善とEUでの更なる権限を求めており、EUに対し、4項目の改革案を提示しています。

欧州理事会のトゥスク議長は、18日木曜の協議の後、「この協議で進展はあったが、多くの問題が今も残っている」と語りました。

キャメロン首相の改革案に関する見解の相違は、以前予想されていたものより大きいといわれています。

ドイツのメルケル首相はこれに関して、「合意に至ることを望んでいるが、キャメロン案に同意するのは多くの加盟国にとって容易ではない」としました。

イタリアのレンツィ首相も、イギリスのEU 残留に関して楽観視していないとしました。

一方、イギリス政府の情報筋は、この会議の終了後も、「イギリスは合意を追求するのみだ」と語っています。

キャメロン首相は、自らの公約であるイギリスのEU離脱に関する国民投票の実施前までに、ブリュッセルで合意に至るよう努力しています。

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