IAEAが、核施設への攻撃の危険について警告
12月 06, 2016 17:08 Asia/Tokyo
IAEA国際原子力機関の天野事務局長が、核施設や核物質を標的とした攻撃の危険性について警告しました。
IRIB通信によりますと、天野事務局長は、オーストリア・ウィーンでのIAEA核セキュリティ国際会議の初日に当たる5日月曜、「テロリストや犯罪者は、世界の核の安全保障体制のあらゆる弱点を利用しようとしている」と語っています。
また、「テロ攻撃は、核施設のみならず、移送中の放射性物質をも標的にする可能性がある」と述べました。
さらに、使用済みの核燃料の搬出と再処理の状況へのさらなる注目が求められています。
5日月曜、ウィーンにあるIAEA本部で核セキュリティ国際会議が開幕しました。
この会議の主な議題は、核施設に対する破壊行為や核物質の窃取の阻止、さらに核物質がテロリストの手に渡らないようにするための、核物質密輸対策となっています。
タグ