Pars Today

韓国に新政権が誕生して以来初めて、首都ソウルで数千人規模の反米デモが行われ、人々がアメリカのミサイル迎撃システムＴＨＡＡＤの配備に抗議しました。

タスニーム通信によりますと、このデモは、24日土曜、ソウルにあるアメリカ大使館近くで行われ、数千人の参加者が「ノー・トランプ、ノー・ＴＨＡＡＤ」といったスローガンを叫び、韓国はトランプ大統領によってＴＨＡＡＤの稼動を余儀なくされていると訴えました。

このデモは、韓国のムンジェイン新大統領が、初めてトランプ大統領と北朝鮮問題について話し合うため、来週ワシントンを訪問する中で行われました。

このデモは、ムン大統領の就任とＴＨＡＡＤの稼動に関する合意以来、初めての反米デモで、およそ4000人が参加しました。

デモの参加者の多くはＴＨＡＡＤが配備されているソンジュの住民だったと言われています。

ＴＨＡＡＤの配備は、パククネ前大統領の時代に中国の強い反対にも拘わらず、決定されました。

中国政府は、常にＴＨＡＡＤの稼動に反対しており、ＴＨＡＡＤは中国の安全を脅かすだけでなく、朝鮮半島の緊張も拡大するとしています。