ノーベル賞受賞者が、ミャンマーのイスラム教徒の防衛を要求
9月 14, 2017 20:04 Asia/Tokyo
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ミャンマーのイスラム教徒
ノーベル賞の受賞者が、ミャンマーの与党・国民民主連盟のアウンサン・スーチー党首に宛てた書簡の中で、イスラム教徒の防衛を求めました。
イギリスの新聞、インディペンデントによりますと、北アイルランド出身のマイレッド・コリガン・マグワイア氏、アメリカのジュディー・ウィリアムズ氏、リベリアのレイマ・ロバータ・ボウィ氏、イエメンのタワックル・カルマン氏を含むノーベル賞受賞者が、この書簡に署名し、スーチー氏に対し、ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒を守るという職務上の、また道徳的な義務を遂行するよう求めています。

これらのノーベル受賞者はまた、ミャンマーの外相を務めるスーチー氏を、同国の少数派のイスラム教徒の問題に関して無関心であるとして非難しています。
この書簡ではさらに、ミャンマー西部における、ロヒンギャ族のイスラム教徒の大量殺戮、女性への性的暴行、村落への放火などの事件に触れ、スーチー氏に対し、数年にわたり他の問題への対処において持っていた信条や力によって、今日、ロヒンギャ族のイスラム教徒を防衛し、この危機の解決に向けて断固とした立場をとり、ロヒンギャ族の市民権を認めるよう求めています。
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