EU上級代表、「核合意に関する再協議は不可能」
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EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表が、再度、イランと6ヶ国による核合意に関する再協議の可能性を否定しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
9月 25, 2017 22:43 Asia/Tokyo
  • EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表
    EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表

EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表が、再度、イランと6ヶ国による核合意に関する再協議の可能性を否定しました。

モゲリーニ上級代表は、スカイニュースのアラビア語放送のインタビューに応じ、「イランとの核合意は効果があって、それに関して再度協議を行ってはならない。なぜなら、12年間にわたりそれについて協議を行ってきたからだ」としました。

モゲリーニ上級代表は、「核合意はイランの核兵器の獲得を妨害したと主張しながら、「もし、履行され効果のあった合意が存在するなら、それを維持すべきだ」と語りました。

また、「核合意の実施の監視に当たるのは、アメリカやフランスの大統領らではなく、IAEA・国際原子力機関と定められている」としました。

さらに、「IAEAはこれまでに、7回に渡り、イランの核合意の遵守を認めている。そして今後も、イランによる核合意の取り決めの履行状態の調査を継続するだろう」と述べました。

アメリカのティラーソン国務長官は、最近、核合意からのアメリカの離脱を検討するとしています。

このアメリカの立場は、核合意の他の関係国やEUからは認められておらず、アメリカはこの合意からの離脱をめぐり孤立しています。