韓国が、ミサイル防衛システムTHAADの保持に関して、中国への説得を意図
11月 02, 2017 20:39 Asia/Tokyo
-
ムン・ジェイン大統領、習近平国家主席
韓国の政府系メディアが、「韓国は、国内におけるアメリカの高高度ミサイル防衛システムTHAADの維持に向け、中国の政府関係者を説得しようとしている」と報じました。
韓国・ヨンハプ通信は、「韓国のムン・ジェイン大統領は、APECアジア太平洋協力会議の首脳会合の傍ら、ベトナムで中国の政府関係者とTHAAD問題について協議することになっている」と報じています。
中国は、これまで何度も、韓国領内におけるTHAADの配備とその維持に反対しています。
中国政府は、韓国領内へのTHAADの配備により、地域のパワーバランス及び、中国の安全が脅かされていると表明しています。

このニュースが発表されたのは、中国と韓国の関係改善の兆しが見られるようになった後のことです。
中国は最近、韓国への中国人ツアーの派遣を解禁し、同国との間のスワップ協定を更新しています。
アメリカ・ロッキード社が製造したTHAADシステムは、高高度弾道ミサイルの追跡を目的に製造されており、射程距離は2000キロとされています。
地域におけるTHAADの配備に伴い、朝鮮半島では緊張が高まっています。
タグ