国連安保理、ミャンマー・ラカイン州での暴力の停止を要請
11月 07, 2017 17:34 Asia/Tokyo
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ミャンマー・ロヒンギャ族の難民
国連安全保障理事会が、ミャンマー政府に対し、同国西部ラカイン州で数十万人のロヒンギャ族のイスラム教徒が難民となった、政府軍の暴力行為の停止を要請しました。
ロイター通信によりますと、国連安保理は6日月曜、3ヶ月半前から始まったラカイン州での暴力行為を、民族浄化に向けた行動の事例として非難しました。
安保理はまた、ミャンマー政府に対し、人権への尊重や法律の実行を求めました。

ラカイン州では、ミャンマー政府軍が2017年8月25日から、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する新たな暴力や攻撃を開始しており、この中で、6000人以上が死亡、8000人が負傷したほか、60万人が隣国バングラデシュへの避難を余儀なくされています。
ラカイン州では、2012年から政府軍や過激派仏教徒によるイスラム教徒への攻撃が発生しています。
ミャンマーでは、ロヒンギャ族のイスラム教徒100万人が市民権を奪われています。
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