国連事務総長が、ミャンマーのイスラム教徒に対する暴力の停止を要請
11月 11, 2017 17:17 Asia/Tokyo
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グテーレス事務総長
国連のグテーレス事務総長が、ミャンマーのイスラム教徒に対する暴力の停止を求めています。
イルナー通信によりますと、グテーレス事務総長は、10日金曜夜、ミャンマーにおけるイスラム教徒の集団殺害に触れ、「現在、ミャンマーで起こっているのは、人道上の一大惨事だ」としました。
国連のマーク・ローコック緊急援助調整官も最近、ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒は悲劇的な状況にあるとし、ミャンマーの政府関係者は、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する人道支援物資の移送を妨害している、と語りました。

ラカイン州では、ミャンマー政府軍が2017年8月25日から、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する新たな暴力や攻撃を開始しており、この中で、6000人以上が死亡、8000人が負傷したほか、60万人が隣国バングラデシュへの避難を余儀なくされています。
ラカイン州では、2012年から政府軍や過激派仏教徒によるイスラム教徒への攻撃が発生しています。
ミャンマーでは、ロヒンギャ族のイスラム教徒100万人が市民権を奪われています。
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