国連総会、ミャンマーのイスラム教徒に対する犯罪への非難決議を採択
12月 25, 2017 17:30 Asia/Tokyo
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ロヒンギャ族の難民
国連総会が、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対するミャンマー政府の犯罪を非難する決議を賛成多数で採択しました。
フランス通信によりますと、OICイスラム協力機構は、ミャンマーのイスラム教徒の状況に関する決議案を国連総会に提出しました。

この決議案は24日日曜に採決が行われ、賛成122、反対10、棄権24で採択されました。
国連総会はこの決議案で、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する軍事的な行動を終結し、ミャンマーに国連代表を派遣することを求めています。

この決議案はまた、ミャンマー政府に対して、危機的状況にある地域への支援の提供を許可し、すべてのロヒンギャ族の難民の帰還を保障、ロヒンギャ族に市民権を与えるよう求めています。

今年8月25日からこれまで、ミャンマー西部のラカイン州では、政府軍によるロヒンギャ族のイスラム教徒に対する大規模な弾圧が行われており、6000人以上が死亡、8000人が負傷し、80万人以上が難民としてバングラデシュに避難しています。
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