ユニセフ、「世界の危機的な場所に住む少年の多くは非識字者」
2月 01, 2018 20:30 Asia/Tokyo
ユニセフが、世界で危機的な状況にある地域の青少年5900万人が非識字者であるとしました。
イルナー通信によりますと、31日水曜に発表されたユニセフの報告では、世界で危機的な状況にある地域の、15歳から24歳までの青少年の10人のうち3人には、読み書きの能力がないとされています。
この報告によれば、特に非識字率が高い国は順にニジェールが76%、チャドが69%、南スーダンが68%、中央アフリカ共和国が64%とされています。
さらに、識字率の低い国々は歴史的に長い期間にわたり、情勢不安や貧困を抱えている、とされています。
国連のドゥジャリク事務総長報道官も、「これらの統計から、危機が子供の教育に大きく影響していることが明らかになっており、これらの地域では、少年の24%、少女たちの33%が最低限の教育すら受けられない状態にある」とし、「ユニセフは今後4年間で10億ドルを教育に充当する意向である」と語りました