2月 02, 2018 18:20 Asia/Tokyo
  • アメリカ大統領の一般教書演説に大きな反発

アメリカのトランプ大統領の一般教書演説は、大きな反発に直面しています。

トランプ大統領は、上下両院合同本会議で一般教書演説を行いました。

また、この一般教書演説におけるトランプ大統領の言動は、メディアや人々の注目を集めました。

CNNの世論調査によりますと、アメリカ人の52%がトランプ大統領の一般教書演説を否定的に見ており、この演説を見ていた48%がその影響に対する肯定的な回答を出しました。

この世論調査では、およそ45%が、トランプ大統領は、演説の中で、アメリカ国内の最も重要な問題にほとんど注意を払わなかったとしたということです。

アメリカ大統領の演説に対する満足度は、1998年以来最悪となっています。

多くのアメリカの政治家も、トランプ大統領が失業問題や医療保険の不適切な状況などといった国内の問題に無関心だと批判しています。

アメリカ民主党のカーディン上院議員は、ツイッターで、トランプ大統領の税制計画は富裕層にとって利益があり、中間層には損失となり、アメリカの多くの人々にとっては、経済的な不安定を増すだけだとしました。

また、民主党のペロシ下院院内総務も、労働者階級は厳しい状況にあるとして、トランプ大統領は人々を惑わすのをやめるべきだとしました。

さらに、アナリストからも、トランプ大統領の一般教書演説における発言に対する多くの批判が出ています。この中で、アナリストのジャック・ラスマス氏は、グローバルリサーチのサイトで、次のように記しました。

「21世紀、明らかに一般教書演説のフォーマットは、ショー的な様相を帯びており、この中で、アメリカ大統領は短い言葉でアメリカがいかにすばらしいかについて語り、参加者の賞賛を待っていた。議員の拍手は大統領の言葉よりも長く、これは15秒ごとに繰り返された。一方で、これを見ていた人の多くは、笑い声の入るコメディ番組にたとえていた。この状況は、コメディにたとえられるほど、悲劇であることに注目する必要がある」

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