国連、「ミャンマーで集団殺害の証拠が存在」
(last modified Sat, 03 Feb 2018 12:29:52 GMT )
2月 03, 2018 21:29 Asia/Tokyo
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    国連、「ミャンマーで集団殺害の証拠が存在」

国連のヤンヒ・リー・ミャンマー人権担当特別報告者が、ミャンマーで集団殺害が行われていることを示す兆候が存在することを明らかにしました。

AP通信によりますと、リー特別報告者は、韓国の首都ソウルで、記者団に対し、「ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒に対する同国の政府軍の暴力を伴う作戦において、大量殺戮の兆候が見られる」と強調しました。

ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒

 

AP通信は報告の中でまた、「ミャンマーで、同国西部ラカイン州のロヒンギャ族のイスラム教徒400人が埋められた、5箇所の集団墓地の存在を示す証拠を収集している」としています。

様々な統計によりますと、昨年8月25日からこれまでに、ミャンマーでは政府軍と過激派仏教徒によるロヒンギャ族のイスラム教徒への攻撃で、イスラム教徒6000人以上が死亡、8000人が負傷したほか、およそ100万人が隣国のバングラデシュに避難しています。