複数の国際機関が、ミャンマーのイスラム教徒の惨状の継続について警告
2月 22, 2018 00:11 Asia/Tokyo
WHO・世界保健機関と、国際NGO「国境なき医師団」が、バングラデシュの難民キャンプで暮らすミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒の惨状が続いていることに懸念を示しました。
WHOは20日火曜、声明を発表し、「昨年8月25日から現在までに、ロヒンギャ族のイスラム教徒68万8000人が、ミャンマーからバングラデシュに避難し、それまでの20万人以上の難民に加わった。現在、これらのキャンプでは、コレラやジフテリアなどの感染症が蔓延している」と表明しました。
WHOはまた、バングラデシュのコックス・バザール地区における150万人近い難民に対する衛生サービスを増やすよう求めました。
一方、国境なき医師団も、ミャンマーでのロヒンギャ族のイスラム教徒の危機が収束していないことを強調し、「ロヒンギャ族のイスラム教徒は、依然として暴力を恐れてミャンマーからバングラデシュに避難しており、毎週数百人単位で両国を隔てるナフ川を越えてバングラデシュに入っている」と表明しています。