米メディア、「国務長官は、シリアへのミサイル攻撃を要求」　　　　　　

アメリカの雑誌ザ・アトランティックが、「アメリカのケリー国務長官は同国のオバマ大統領との会談で、繰り返しシリアへのミサイル攻撃を要請している」と報じました。

ザ・アトランティックは、「ケリー長官は何度も、オバマ大統領に対し、シリアのアサド大統領とイラン、そしてロシアにシリア和平交渉の進展を強要するため、シリア領内の標的に対する秘密裏のミサイル攻撃を要求している」としています。

また、「この1年間で、ケリー長官は定期的にオバマ大統領に対し、シリアの国家主権を侵害するよう求め、しばしば夜間に秘密裏にシリア政府内の特定の標的に対するミサイル攻撃の実施を求めており、シリアのアサド政権に合図とメッセージを送ろうとしている」としました。

ケリー長官は、目的はアサド政権の打倒ではなく、アサド大統領とイラン、そしてロシアに対し和平交渉を迫ることだと主張しています。

ケリー長官はまた、複数のクルーズミサイルがアサド大統領とその支持者の注目をひきつけるかも知れないとしました。

この報告ではさらに、「ケリー長官は、オバマ大統領に対し、アメリカ政府はシリアへのミサイル攻撃の責任を負う予定ではないが、シリア政府はこの攻撃の責任が誰にあるのかを理解するだろうと語った」とされています。