イギリスの人々の王室維持への支持が低下

イギリス王室の結婚式を受けての世論調査は、王制維持に対するイギリス国民の支持が非常に薄れていることを明らかにしています。

イルナー通信によりますと、調査団体ユーガブの世論調査では、王制の維持に賛成する人の割合は、昨年に比べて５％減少し、多数の人がイギリスの政治構造の今後に対する疑問を提示しています。

この世論調査では、イギリス人の１２％のみが、このような結婚式の開催に満足しているとしています。

一方、一部の人権団体や共和制支持者は、王制の撤廃を求めています。

彼らは、結婚式に少なくとも３０００万ポンドが費やされたことに触れ、一方で人々はさまざまな経済的問題に苦しんでおり、莫大な費用を投じてこのような式典を開催することは、王制や現在の政治体制が一般の人々に無関心であることを示しています。

イギリスでは、１９日土曜、ハリー王子の結婚式が行われました。

この結婚式には、国内外から８００人以上のゲストが参加しました。

また、少なくとも３０００人の警察官や警備員などが式場周辺に配備され、警戒態勢がしかれていました。