ヒューマンライツウォッチ、「難民の死の責任はＥＵにある」

国際人権団体ヒューマンライツウォッチが、ヨーロッパの移民の劣悪な状況について警告し、「ＥＵの政策により、移民の死が増加している」としました。

リビアのメディアによりますと、ヒューマンライツウォッチは、25日水曜、「ＥＵは、地中海で難民を救うためのＮＧＯの活動を妨害し、難民に対する責任をリビアの沿岸警備隊や関係者に押し付けているが、この政策によって、さらに多くの難民が海で死亡し、リビアでの彼らの人権侵害も継続されている」としました。

ヒューマンライツウォッチの欧州中央アジア局のサンドランド局長は、「ＥＵ加盟国は、難民への対応を改めるべきだ」と強調しました。

また、「ＥＵの現在の難民政策により、難民の苦痛が増えている」としました。

国際移住機関の統計によれば、2000年から2017年までの間に、リビアの3万3000人を超える難民が、ヨーロッパに向かう途中の地中海で溺死しました。