フィリピン大統領、アメリカの脅迫に激しい反発を示す
8月 20, 2018 14:54 Asia/Tokyo
フィリピンのドゥテルテ大統領が、アメリカの政府高官に対して、「我々に警告するとは、あなた方は何者なのか」と語りました。
IRIB通信によりますと、ドゥテルテ大統領は声明を発し、フィリピン軍の改革と、軍備を妨げようとしているアメリカを非難しました。
また、フィリピンがアメリカから潜水艦を購入すれば、この潜水艦は以前購入したヘリコプターと同じように、内側から爆発するとしました。
ドゥテルテ大統領のこの発言は、アメリカのシュライバー・アジア太平洋安全保障担当国防次官補が、フィリピンに対して、ロシア製の兵器の購入に関して警告を発したことを受けて発せられました。
シュライバー次官補はまた、「フィリピンがロシア製の武器を購入しようとするのであれば、我々の同盟関係が有益とは思えない。我々はロシアよりも良い同盟国になることができる」と述べました。
メディアによりますと、ロシアはフィリピン政府に対して、ロシアの潜水艦を売却する提案を行い、フィリピンはその提案を現在検討中です。
フィリピンのカエタノ外務大臣は、ロシアのラブロフ外務大臣と今月上旬に会談を行い、「フィリピンはアメリカの制裁に直面することになっても、ロシアからの兵器の購入を断念しない」と語りました。