国連が、ミャンマー軍の犯罪行為に関する新たな報告を発表
9月 18, 2018 20:06 Asia/Tokyo
国連の査察官が、444ページに及ぶ新たな報告書において、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対するミャンマー軍と過激派仏教徒の犯罪の実態を明らかにしました。
イルナー通信によりますと、国連人権特別査察官は18日火曜、ミャンマー西部ラカイン州での同国の政府軍や過激派仏教徒による、ロヒンギャ族のイスラム教徒の殺害や拷問の実際の映像を公開した後、この犯罪の実行犯の法的な訴追・裁判を求めています。
この報告ではまた、ミャンマー政府軍と過激派仏教徒が、ラカイン州で数十の村落を襲撃し、これらの村の男性を殺害するとともに、子供を母親から引き離し、川に捨てたり、あるいは焼殺したとされています。
国連人権特別査察官は、この報告の発表後に改めて国連に対し、ミャンマー軍の司令官とそのほかの5人の軍上級幹部らをロヒンギャ族に対する主な責任者として刑事的に裁くよう求めています、
国連査察団は国連安保理に対し、ミャンマー人の犯罪者を国際刑事裁判所に提訴し、同国に対し武器禁輸制裁を科すよう求めています。
昨年の8月25日以来、ラカイン州でのロヒンギャ族のイスラム教徒にy対するミャンマー軍と過激派仏教徒の襲撃により、6000人以上のロヒンギャ族が殺害されたほか、8000人が負傷、およそ100万人が隣国のバングラデシュに避難しています。
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