プレスＴＶアナの子どもたちが、アメリカでの大規模な抗議行動を要請

1月 23, 2019 21:20 Asia/Tokyo

アメリカで拘束中のプレスＴＶアナウンサーの子どもたちが、母親のマルズィーエ・ハーシェミー氏が釈放されない場合、アメリカで大規模な社会運動を起こすと表明しました。

アメリカの新聞ニューヨークタイムズによりますと、ハーシェミー氏の息子ホセイン・ハーシェミー氏は、「黒人の生命は大事だ」運動やそのほかの団体が、今週末までに大規模な抗議行動を実施する意向であることを明らかにしました。

アメリカの裁判所は、今月１８日の初公判で、ハーシェミー氏が全く犯罪を起こしておらず、単にある不明瞭な事件の重要参考人として拘束されていることを認めていますが、ハーシェミー氏の釈放期日は確定していません。

イラン国営衛星通信プレスＴＶの女性アナであるハーシェミー氏は、正当な罪名のないままアメリカのセントルイス空港で逮捕され、ワシントンにある拘留施設に移されました。

ハーシェミー氏は家族との電話でのやりとりで、拘束と同時に施設の職員から不当な扱いを受け、手足を鎖で縛られたと話しています。

ハーシェミー氏の逮捕は大規模な抗議に直面しています。

こうした中、プレスＴＶをはじめとするＩＲＩＢの職員らが、ハーシェミー氏の逮捕に抗議し、２３日水曜、テヘラン市内の国連事務所前に集結しました。

この集会の参加者は、「プレスＴＶアナの違法な逮捕の理由は、アメリカの司法機関がハーシェミー氏や彼女と同様の、一般メディアとは異なる声を持て余しているからだ」としています。

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