EUが、イラン恐怖症を匂わせるINSTEX支持声明を発表
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EUが、欧州・イラン間の決済が可能となるINSTEX・貿易取引支援機関を支持する声明を発表しました。
イルナー通信によりますと、EUは4日月曜に発表したこの声明において、イランが完全な核合意の遵守を継続していることを歓迎するとともに、「IAEA国際原子力機関は、これまで13回にわたる報告においてイランの核合意遵守を確認している」と表明しています。
また、核合意の骨子が制裁の解除であることを強調し、アメリカのトランプ大統領による対イラン制裁の再発動に遺憾の意を示しました。
この声明ではさらに、EUの核合意遵守が強調されるとともに、「EUは、イランが核合意における経済的な利益やその他の利益を得るための努力を支持する」としています。
EUはこの声明において、核合意に関するアメリカの決定には反対したものの、イランに対するアメリカのその他の主張には同調する構えを示しています。
また、地域における緊張の激化や、これに関するイランの関与と称する事柄に懸念を示し、「イランはシリアやレバノンといった一部の地域諸国に、政治、軍事、資金面での支援を行っている」としました。
さらに、いわゆるイランにおける人権侵害や麻薬密輸業者の処刑にも懸念を示しました。
そして、イランのミサイル防衛計画にも懸念を示し、これを安保理決議2231に違反するものだとしています。
ヨーロッパは先月31日、数ヶ月ぶりにINSTEXの稼動開始を正式に宣言しました。
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