英首相が、「ブレグジットが実現できず遺憾」
May 29, 2019 20:18 Asia/Tokyo
来月の辞任が決まったイギリスのメイ首相が、「わが国のEU離脱・ブレグジットを実現できなかったことは遺憾だ」と語りました。
ロイター通信によりますと、メイ首相はベルギー・ブリュッセル訪問を前に、「ブレグジット問題は、私の後任者が引き継ぐことになる。イギリス政府とEUは、双方にとって可能な限り最良の、そして最も有効な形でこの問題の解決策を見出す必要がある」と述べました。
また、「イギリスにとって残された最良の選択肢は、やはり合意によるEU離脱しかない」としました。
さらに、欧州議会選挙の結果を、保守党にとって非常に切望すべきものだったとし、「今回の選挙結果をもって、イギリス下院がブレグジット実現に集中するよう希望する」と語りました。
メイ首相は、欧州議会選挙後のEUの最高責任者の選出や、EU関係機関の上級責任者の責務の委託に関する意見交換のため、ブリュッセルを訪問します。
メイ首相が昨年11月にEU側との間に成立させたブレグジット協定案は、イギリス下院により3回連続で否決されたため、イギリスはEUに対し、当初今年3月29日としていたブレグジットの期限を、10月31日まで延期するよう要請していました。
メイ首相は今月24日、ブレグジット問題を解決できなかったことを認め、来月7日付けで正式に辞任する旨を表明しました。
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