米が、イランの石油化学部門に追加制裁
6月 08, 2019 16:09 Asia/Tokyo
アメリカ政府がイランへの敵対行為をさらに拡大し、今度はイランの石油化学産業と傘下の商社を制裁対象としました。
イルナー通信によりますと、OFACアメリカ財務省外国資産管理局は7日金曜、声明を発表し、イラン最大規模の石油化学企業である石油化学ホールディングス社、および同社系列の販売・営業企業にわたる広範囲を、新たに制裁対象としたことを表明しました。
アメリカ財務省は今回の措置の理由として、同社とテヘラン西部にあるハータモル・アンビヤー建設作業基地との協力を挙げ、この基地がイランイスラム革命防衛隊の経済的な要であるとしています。
ムニューシン米財務長官は、「わが国は今回の措置により、イランの石油化学産業を介した革命防衛隊の財源確保を阻止する意向だ」と語りました。
ハータモル・アンビヤー建設作業基地は、現在アメリカがイランの経済部門に制裁を課す中、イラン国内の石油・天然ガス・石油化学プロジェクトの実行役を担っています。
トランプ米大統領は昨年5月8日、6カ国側の一員としてイランとの間に締結した核合意からの離脱を発表し、対イラン制裁を再発動するとともに、その後も制裁の範囲を広げています。
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