香港政府首脳陣が、イスラム教徒に謝罪
10月 23, 2019 05:01 Asia/Tokyo
香港行政区の首脳陣が、モスク周辺で機動隊が放水銃で青い染料の入った水を浴びせたことに関して、同地区のイスラム教徒コミュニティーに対し正式に謝罪しました。
香港行政区のキャリー・ラム長官および、同地区の警察トップは21日月曜、個別に同地区のイスラム教徒らに謝罪しています。
キャリー・ラム長官は、香港行政区内のカオルーンモスク・九龍清真寺付近で、機動隊が抗議者の一部に対し放水銃で青い染料の入った水を浴びせたという行動は偶発的なものだった、と説明しています。
また、香港の警察トップも記者会見し、この事件に関して謝罪するとともに、同地区のイスラム教徒の指導者らとコンタクトした、と語りました。
最新の統計によれば、香港には30万人以上のイスラム教徒が在住しているということです。
香港には、19世紀にイスラム教徒が渡来してきており、この地区には5つのモスクと2箇所のイスラム教徒専用の墓地があります。
香港では、4ヶ月前から中国本土への容疑者の引渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正案に反対する抗議デモが行われています。
香港政府がこの法案を撤回したものの、抗議者らは依然として街頭に繰り出し、西側諸国の支持する分離主義に傾倒し、抗議行動を実施しています。
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