ロシアが、テロ組織ISISの指導者の死亡を未承認

10月 29, 2019 16:30 Asia/Tokyo

ロシア政府報道官が、アメリカ当局者によるテロ組織ISISの指導者を殺害したという主張を認めない、としました。

イルナー通信によりますと、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領府報道官は28日月曜、アメリカ軍の作戦とテロ組織ISISの指導者アルバグダディ氏の死亡に関する、アメリカ政府当局者の主張に応え、「この件については確認できない」と述べました。

また、この件に関するさらなる説明に、ロシア国防省の報道官イーゴリ・コナシェンコフ少将の声明を引用しました。

コナシェンコフ報道官は27日日曜、「ISISの指導者であるアルバグダディ容疑者が殺害されたことを確信できる証拠はなく、この事件全体が疑わしい」と発表しています。

アメリカの雑誌ニューズウィーク誌は27日日曜、匿名のアメリカ国防総省(ペンタゴン)高官の話として、「26日土曜日に行われた作戦で、アメリカ軍のヘリコプターは、シリアのイドリブ北西部でテロ組織ISISの指導者を殺害した」と報じました。

アメリカのトランプ大統領もその数時間後、アメリカ軍の作戦でアルバグダディ容疑者が殺害されたことを認めています。

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