米ラスベガス当局がホームレス処罰へ
11月 13, 2019 21:05 Asia/Tokyo
米ネバダ州議会は、ラスベガスのホームレスが市内の路上で寝泊りした場合、処罰する法案を可決しました。
米国の公共ラジオNPRによりますと、今回ネバダ州議会が可決した法案ではラスベガス市内にホームレスを宿泊させられる施設がある場合、市内の公共の場所や住宅地にテントを設営することは違法とされ、罰金刑の対象となるということです。
米国の貧困者やホームレスの多くが、「冬の寒い中、一時的な滞在場所に行く危険よりも路上で寝泊りするほうがましだ」と話しています。
これらの仮設の避難所では喧嘩や揉めごとなどのトラブルが増えており、特に女性たちホームレスは、そうした場所では安全を感じられないとしています。
この報告ではまた、ラスベガス市議会でこれに関する採決の前、抗議者らが市議会の会議室に侵入し、「貧困は犯罪ではない」というスローガンを唱えたということです。
国連は、米政府が国内での貧困を犯罪扱いしているとして非難しています。
国連の貧困監視センターの報告から、米国では4000万人が貧困層であることが判明しています。
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