国連が、8項目でイスラエルを非難
国連第4委員会が15日金曜、シリアとパレスチナを支持しシオニスト政権イスラエルを非難する8件の決議を採択しました。
イルナー通信によりますと、これらの決議においてはパレスチナ・ガザ地区の全面的な封鎖、占領地での入植地建設、パレスチナ人の一方的な逮捕拘束、民家の破壊、シリア・ゴラン高原の占領など、イスラエルの敵対・違法行為が非難されるとともに、パレスチナ人の祖国帰還、ゴラン高原占領の終結を強調しています。
また、別の決議案において、パレスチナ難民の経済・社会面での惨状、UNRWA国連パレスチナ難民救済機関やNGOの危機的状況が指摘され、UNRWAの取り組みへの支援を求めています。
一連の決議案は、イスラエル軍のガザ攻撃で防衛手段を持たないパレスチナ人が殺害されている状況の中、米国、カナダ、イスラエルの反対を押し切る形で採択されました。
イランのサフラーイー代表は、国連第4委員会の会合において、イランに対するイスラエル代表の疑惑に反論し、「今回の決議の採択により、国際社会は改めてパレスチナ国民、および彼ら自身が自らの運命を決定する権利への断固たる支持を表明したことになる。また女性や子供を含むパレスチナ人への犯罪について、イスラエルの回答を求めている」と語りました。
さらに、「イランは、過去70年以上にわたる中東での紛争や対立の終結、およびこの地域での恒久平和は、占領終結によるパレスチナ問題の解決、パレスチナ人が自らの運命を決定する権利を享受すること、パレスチナ難民の祖国帰還、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムを首都とする独立国家パレスチナの建国によってのみ実現されると考える」と述べました。
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