中国外務省が、再度、米大使を召喚
11月 28, 2019 20:27 Asia/Tokyo
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アメリカと中国の国旗
アメリカ議会で、香港の抗議者を支持する法案が可決されたことへの抗議として、中国外務省が再度北京駐在のアメリカ大使を呼び出しました。
フランス通信によりますと、中国外務省は28日木曜、駐中国テリー・ブランスタッド(Terry Branstad)米大使を呼び出し、アメリカ政府に対し香港に関する法案を実施しないよう求めています。
また、声明を発表してアメリカ議会による香港の抗議者を支持する内容の法案の可決を非難し、アメリカに対し対抗措置を講じるとして脅迫しました。
さらに、「アメリカは現実を無視しており、香港の法治支配に反対する過激派を公然と支持している」と表明しています。
アメリカ政府は27日水曜夜、声明を発表して「中国政府の反対に関係なく、香港人権民主主義支持条約及び、香港警察向け兵器売却禁止法案に署名した」としました。
これらの法案は、既にアメリカの上下両院で可決されています。
香港ではおよそ5ヶ月以上前から、中国本土への容疑者の引渡しを可能にする逃亡犯条例の改正案への反対運動として、騒乱が勃発しました。
アメリカとイギリスはこの問題を利用し、香港での抗議行動を扇動しています。
香港は、1842年から1997年までイギリスの植民地支配下にありましたが、1997年に中国に返還されました。
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