「黄色いベスト」運動
フランスで、「黄色いベスト」運動の参加者がストライキに合流 (動画)
12月 29, 2019 21:24 Asia/Tokyo
フランスで、資本主義体制に反対する市民運動「黄色いベスト」の参加者らが、同国での年金制度改正への抗議者に合流しました。
フランス24チャンネルによりますと、「黄色いベスト」運動の参加者らが28日土曜、年金制度改正へのストライキが通算24日目に突入する中、一部の都市で多数の労組の呼びかけに応じてこのゼネストに加わりました。
首都パリでのスト参加者は、Gare du Nord駅から抗議行動を開始しました。
今回の抗議行動を先導するのは、パリ及びその近郊の運輸部門のスタッフや鉄道業の労働者らです。
パリ市内での28日の抗議行動や集会は、初めのうちは平穏なムードの中で実施されましたが、その日の終わりには緊迫化しました。
フランスの治安部隊は、パリ市内でのスト参加者らと衝突し、これにより少なくとも抗議者6人が逮捕されています。
フランス政府は予算不足の補填のため、年金の受給開始年齢の引き上げや年金額の削減、教育・保健医療分野でのスタッフの削減など、年金法の改正を実施しています。
この改正案への抗議行動として、フランス全域で今月5日から大規模な抗議行動やストライキが展開されています。
フランス政府はすでに、これまで1年以上にわたって毎週土曜恒例の反政府運動「黄色いベスト」が行われており、この抗議行動では同国のマクロン大統領の辞任が要求されています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ