ブリュッセルのテロ攻撃の新たな側面が発覚
4月 10, 2016 21:56 Asia/Tokyo
ベルギーの連邦裁判所が、同国のブリュッセルで発生したテロ組織ISISによるテロ攻撃の新たな側面について明らかにしました。
フランス通信によりますと、ベルギーの連邦裁判所は10日日曜、声明を発表し、「ブリュッセルに存在するテロ集団は、フランスでの新たなテロ攻撃を目論んでいたが、これを突然変更し、ブリュッセルをテロ攻撃することを決定した」と表明しています。
この声明ではまた、フランス・パリとブリュッセルのテロ事件の主な実行犯の1人モハメド・アブリニ容疑者(31)が逮捕され、これらのテロ事件に関与したことを自白したとされています。
モハメド・アブリニ容疑者は、数ヶ月前から指名手配されていました。
先月22日、ブリュッセルにあるザベントム空港と地下鉄駅においてテロ事件が発生し、少なくとも32名が死亡、300人が負傷しました。
また、昨年11月13日のパリでのテロ攻撃でも、130名が死亡し、350人以上の負傷者が出ています。
なお、これらのテロ事件については、テロ組織ISISが犯行声明を出しています。