仏大統領が、西側の未来に悲観的発言
2月 15, 2020 21:53 Asia/Tokyo
仏マクロン大統領が、ミュンヘン安全保障会議での米ポンペオ国務長官の主張に対し、「西側諸国は弱体化し衰退している」と述べました。
イルナー通信によりますと、マクロン大統領は15日土曜、ミュンヘン安全保障会議で演説し、ポンペオ国務長官が西側諸国の輝かしい未来について語ったのに反し、「米政府は数年前から現在の政権に見合っていないとして、欧州との関係を再考し、この関係から距離を置くような政策を視野にいれてきた」と指摘しました。
また、残念ながら西側諸国は衰退へと向かっているとし、「欧州は未来に希望のない大陸へと変わりつつある」と述べました。
マクロン大統領は、2ヶ月前にNATO北大西洋条約機構首脳会合で演説し、「この組織は脳死状態にある」と強い口調で批判しました。
ポンペオ国務長官は、ミュンヘン安全保障会議において、先のNATO首脳会合でのマクロン大統領の発言を批判し、「西側諸国とNATOは勝利への途上にある」と発言していました。
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