ギリシャで、警察と住民グループが不法移民と衝突（動画）

3月 02, 2020 21:02 Asia/Tokyo

ギリシャで、警察と住民グループが、ヨーロッパに向かおうとする不法移民と衝突しました。

ユーロニュースによりますと、ギリシャ東部レスボス島の住民グループが、不法移民を乗せたボートの接岸を阻止し、『トルコへ戻れ』とシュプレヒコールを唱えて、国連管理下の難民キャンプに火を放ちました。

また、ギリシャ警察は国境の町で同国に入ろうとする何百人もの不法移民と衝突、催涙弾を発射しました。

ギリシャ政府は、約１万人の不法移民がトルコから越境するのを防いでトルコ国境近くのギリシャ・エヴロス地方へと送ったと発表しました。

ギリシャ当局は、アフガニスタン、パキスタン、ソマリアからの37人の不法移民を逮捕したと発表しています。

スイス・ジュネーブにあるIMO国際移住機関は、約1万3,000人の不法移民がトルコーギリシャ国境に集まっていると発表しています。

シリアで戦争が激化するにつれ、亡命希望者がヨーロッパに移動する傾向が高まったことを受けて、ギリシャは厳しい対策を講じてきました。

ギリシャの隣国であるトルコは、EUからの資金援助と引き換えに300万人以上のシリア難民を受け入れてきました。

トルコ政府は、自国のヨーロッパ側国境を開放して不法移民がヨーロッパに流れ込むようにするとして、ヨーロッパを脅迫しています。

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