正恩氏の健康悪化説　「特異動向なし」の立場変わらず＝韓国大統領府

4月 22, 2020 21:02 Asia/Tokyo

韓国大統領府の関係者は２２日、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長に健康上の問題があるとの報道について、「昨日、北の内部に特異な動向は確認されていないとの立場を示したが、この立場はきょうも有効だ」と記者団に述べました。

ソウル聯合ニュースによりますと、米ＣＮＮテレビは２０日、米政府当局者の話として、金委員長が手術を受けた後、「重大な危険に陥っている」との情報があると報じました。

これに対し、韓国大統領府の姜珉碩（カン・ミンソク）報道官は２１日、「現在までに北の内部に特異な動向は確認されていない」と記者団に伝えていました。

しかし、米ＮＢＣテレビも「韓国政府は金委員長の重篤説に疑念を示したが、米当局者らは（金委員長が）心臓の手術後に正常な生活を送れずにいる可能性があると述べた」と報じるなど、金委員長の健康悪化説を巡る報道が続いています。

韓国大統領府の関係者は、金委員長が東部の元山に滞在中との報道や手術を受けたとする報道の真偽について尋ねた記者の質問に、「元山にいるのか、別の場所にいるのか、確認に応じることはできない。手術を受けたかどうかも話せない」と述べるにとどめています。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。