中国が、米・台湾保健相の電話会談に憤り
4月 29, 2020 21:01 Asia/Tokyo
アメリカの保健福祉長官と台湾の保健相が異例の電話会談を行ったことに、中国政府が強い憤りを示しています。
香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは29日水曜、「台湾の陳時中衛生福利部長(保健相)は27日夜、アザー米保健福祉長官と30分にわたり電話会談し、新型コロナウイルスのパンデミックとこれを制御する戦略に関して協議し、意見を交わした」と報じました。
この電話会談後、陳保健相は「米国は、台湾がWHO世界保健機関に正式加盟することを支持した」と述べました。
台湾は最近、米国の支持を背景にWHO加盟を目指していますが、中国政府は「国家主権を持つ国しか、WHOには加盟できない」として反対を唱えています。
台湾と米国は現在、正式な国交はないものの、2017年に米トランプ政権が発足して以来、両者の関係は緊密化しています。
中国は、台湾を自国の不可分の領土とみなしており、この問題に関しては武力に訴える可能性があると警告しています。
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