米サンダース議員、「米国の失業率悪化は大惨事」
アメリカ大統領選の民主党候補指名争いで善戦しながら撤退したバーモント州選出のサンダース議員が、同国の失業率や解雇件数、雇用喪失数の悪化は大惨事だとし、「トランプ政権は、労働者の権利や賃金を保障すべきだ」と強調しました。
イルナー通信によりますと、サンダース議員は8日金曜夜、ツイッター上でさらに、米経済における汚職や違反行為にも言及し、「現在の米国における経済的圧迫は、国内労働者に重くのしかかっている」と述べました。
また、マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン民主党議員も同日、ツイッターで、現時点で3000万人以上の米国人が失業していることを指摘し、米国の大きな失敗だと述べました。
ウォーレン議員はさらに、「トランプ大統領と、これを支持する共和党員は、こうした経済の大惨事から米国を脱却させる計画を、今もって有していない」と非難しました。
米国では、新型コロナウイルス感染が広がり始めて以来、数千の企業や工場が業務停止、閉鎖となっています。
また、先月1ヶ月間だけで同国ではおよそ2050万件の雇用が失われ、失業率は1929年に始まった世界大恐慌以来最悪となる14.7%に達しました。
AP通信は7日木曜、「過去7週間で、米国ではおよそ3350万人が失業保険の給付を申請している」と報じました。
なお、米国の失業率は今後16%にまで悪化すると予測されており、これは第2次世界大戦後の不況の中でも最悪の記録となります。
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