新型肺炎
国連事務総長が、新型コロナによる飢餓の拡大に警鐘
6月 10, 2020 20:12 Asia/Tokyo
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グテーレス事務総長
国連のグテーレス事務総長が、新型コロナウイルスがもたらした結果と世界での飢餓の拡大について警告しました。
フランス通信によりますと、グテーレス事務総長は声明の中で、現在世界で8億2000万人以上が空腹を満たせないまま1日を終えているとして、「我々の食料システムはすでにうまく機能していない。新型コロナウイルスの流行はこれをさらに悪化させた」としました。
さらに、子どもの栄養計画、特に学校で食事をとる機会を奪われた子どもたちへの援助について、調査する必要性を強調しました。
また同時に、「現在、5歳未満の子どもおよそ1億4400万人がひどい栄養失調に苦しんでいる。この人数は、世界全体の子どもの5人に1人を上回る」と警鐘を鳴らしました。
その一方で、今年に入ってから新たに4900万人が、その人数に加えられようとしており、新型コロナウイルス感染拡大の影響と見られています。
新型コロナウイルスは、2019年末に中国・武漢市で最初に確認されました。
世界ではこれまでに700万人以上の人々がこのウイルスに感染し、このうち41万3000人以上が亡くなっています。
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