シカゴにあるコロンブスの銅像2体が台座から降ろされる
(last modified Sat, 25 Jul 2020 11:42:39 GMT )
7月 25, 2020 20:42 Asia/Tokyo

米国で社会正義や反人種主義を支持する運動が続く中、シカゴで、アメリカの発見者とされるクリストファー・コロンブスの銅像2体が台座から降ろされました。

米ニューヨークタイムズ紙のウェブサイトによりますと、シカゴ市内の公園に建てられていた大航海時代の探検家コロンブスの銅像2体が台座から降ろされました。

これは、この数週間アメリカで続いている人種主義への抗議運動に関連した最新の出来事です。

この報道によれば、シカゴのグラントパークにあったコロンブスの銅像はクレーン車により撤去され、その様子は人々の喝采とともに、地域テレビを通じて生中継されました。

また、同市のアリゴパークにあった銅像も、同様に撤去されています。

今年5月25日にミネソタ州ミネアポリスで起きた白人警官による黒人男性ジョージ・フロイドさん殺害事件をきっかけに全米で始まった抗議デモは、今や正義を求める「ブラック・ライヴズ・マター (Black Lives Matter)」運動となり、いまだ収まる気配がありません。

一連の反人種主義デモの中で、これまでにアメリカの奴隷制時代を象徴する銅像が何体も抗議者たちの手で台座から引きずり降ろされたり、また市当局などにより自主的に撤去されるなどしています。

 

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