過去20年間の米国の人種差別により、16兆ドルの経済損失
https://parstoday.ir/ja/news/world-i67247-過去20年間の米国の人種差別により_16兆ドルの経済損失
ある調査で、米国における人種差別による過去20年間の経済損失が16兆ドル(約1700兆円)にのぼるとされました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
10月 27, 2020 19:41 Asia/Tokyo
  • 米国における人種差別
    米国における人種差別

ある調査で、米国における人種差別による過去20年間の経済損失が16兆ドル(約1700兆円)にのぼるとされました。

通信社ブルームバーグが、米シティグループのアナリストらが実施した調査を引用して報じたところによりますと、調査の責任者ディナ・ピーターソン氏は、黒人のアメリカ人は人種差別により、特に住宅ローンを拒否されているとしています。

ピーターソン氏は、「住宅の人種的分離」は、治安のいい地区にある住宅へのアクセスに関して肌の色が異なる米国人たちの不平等につながっていると指摘しています。治安のいい地区に住むことは、良い学校へのアクセスも意味しており、これにより将来的に黒人が権威ある仕事に就く可能性が低くなります。

ピーターソン氏は、米国ではすべてのレベルに人種的分離が存在すると指摘しています。同氏によれば、米国で最も権威ある大学を卒業した黒人の給料は、白人の同級生よりも安くなっています。また黒人は自身のスタートアップにベンチャー投資を呼び込むことが白人起業家よりも難しいということです。ピーターソン氏は、人種的分離がなければ米国経済は過去20年間でさらに610万人の雇用を獲得していたはずだと指摘しています。

ピーターソン氏はさらに、当局が黒人と白人の差別を解消することができた場合、米国の国内総生産は今後5年間で5兆ドル(約525兆円)増えると主張しています。

先に、米国のジョー・バイデン前副大統領は、ドナルド・トランプ現大統領を米国史上初の「人種差別主義の大統領」と評しています。

 

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://urmedium.com/c/japaneseradio

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

 https://soundcloud.com/user-614960283