米の新型コロナ死者、バイデン氏就任までに7万人増加か
11月 15, 2020 21:09 Asia/Tokyo
アメリカでの新型コロナウイルス感染による死亡者数が、来年1月の次期大統領就任までに7万人増加する、との予測が出されています。
ロイター通信が13日金曜、米ワシントンから報じたところによりますと、ロイターの集計では、1月20日の大統領就任式までの約2カ月間に、米国の感染者数は800万人以上、死者は7万人以上増える見通しとされ、これは感染者が80%増、死者が29%増となることを意味しています。
専門家らは、こうした事態を避ける唯一の方法として、トランプ政権の戦略の転換もしくは、州政府がより厳しい措置を協調して打ち出す以外にないと指摘し、「連邦政府は今すぐにでも対策を強化すべきだ」と主張しています。
気温の低下も、感染防止が難しくなっている原因の1つとされ、イェール大学のグレッグ・ゴンザルベス疫学教授は「流行は春よりも悪化するだろう。一般の米国人にとって、状況は悪くなる。職場に出勤せず自宅にとどまる人をどう支援するか、検討するのも一案だろう。現金を支給して自宅にいてもらったり、全家庭にマスクを配布することなどが考えられる」と語りました。
なお、米大統領選で当確となった民主党のジョー・バイデン氏は、新型コロナウイルスの抑制を最優先すると約束しており、マスク着用の義務化や、企業や労働者を支援する追加景気対策を打ち出す構えを見せています。
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