イギリスによるサウジ軍への資金援助が発覚

1月 14, 2021 16:32 Asia/Tokyo

サウジアラビアがイエメンの民間人殺害で非難される中、イギリス議会公聴会において暴露された情報から、同国がサウジ軍へ資金援助を行っていたことが明らかになりました。

英ガーディアン紙によりますと、イギリス政府はこの4年間に、サウジ軍へ240万ポンドを援助しました。

この統計と数字は、秘密の資金源を通じてサウジに支払われた金額の詳細を初めて示しました。

イギリス外務省関係者も、同国政府がイエメン戦争においてサウジ主導アラブ連合を支援していることを認めています。

統計発表に協力した複数の人権団体は、「このサウジに対する支援は、2015年3月の戦争勃発時から累計数千人の民間人が殺された世界最悪とされるイエメン人道危機に、英国を巻き込んでいる」と表明しました。

イギリス政府の閣僚の多くは、サウジ政府への武器販売を合法と考えています。

サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、その他数か国の支援を得て、2015年3月からイエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を完全に封鎖しています。

サウジアラビアとその同盟国が起こした戦闘により、イエメンではこれまでに数万人が死亡し、数百万人もの人々が住む家を失っています。

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