米議会への州兵配備期間が延長
3月 10, 2021 20:07 Asia/Tokyo
アメリカ国防総省のカービー報道官が、議事堂周辺の警備にあたる州兵配備の期間延長を明らかにしました。
AP通信によりますと、カービー報道官は9日火曜、記者会見し、議事堂周辺への州兵配備継続に関する正式な要請を受け取ったことに触れ、「我々は、この要請の延長要請を精査して承認した」と述べています。
米国防総省が議事堂への州兵配備期間の延長に緊急同意したことは、米当局が首都ワシントンDCでの新たな抗議行動や、騒乱が発生する可能性を依然として懸念していることを示すものです。
首都ワシントンの州兵部隊のウォーカー司令官は、今後予想される騒乱発生に対抗すべく、少なくとも同部隊の配備期限の今月末までは、州兵を引き続き、担当地域での軽微に当たらせるよう命じていました。
今年1月6日、トランプ前米大統領の個人的な扇動により、同大統領の支持者らが議事堂を襲撃し、これにより警官1名を含む少なくとも6名が死亡しました。
この事件を受け、アメリカ国防総省は首都ワシントンへの州兵派遣を開始し、日々その数を増員して、バイデン現大統領の就任式当日には、議事堂周辺を中心に合計2万人もの州兵が警備目的で配備される事態となりました。
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