英で、帰宅中の女性の殺害に対する抗議行動が継続
3月 16, 2021 18:52 Asia/Tokyo
イギリスで数百人が、同国ロンドン警察による会社員サラ・エヴァラードさん(33)殺害事件に抗議し、イギリス議会周辺の道路を遮断しました。
今月3日、ロンドン南部の路上で帰宅途中の会社員サラ・エヴァラードさんが殺害された事件は、イギリス社会を震撼させています。
イルナー通信によりますと、多数の抗議者が15日月曜、イギリス議会および首相府官邸からそれほど離れていないロンドン警視庁本部前を占拠し、女性に対する社会的不平等や女性排斥主義に反対するスローガンを連呼しました。
これに対し、ロンドン警視庁も公安のかく乱や法規違反を理由に、抗議者のうち4名を逮捕しています。
なお、パテル英内務大臣は同国庶民院にて、「政府は今月13日の事件から教訓を得ており、国民の信頼回復と、路上での女性の安全確保に向け努力する所存である」と語りました。
こうした中、英国の議員らは、市民の抗議を取り締まり弾圧する警察の権限を高める法案を可決しようとしています。
「法と秩序」法案として知られる「警察、犯罪、判決、裁判所」法案は毎年英国議会で提示されていますが、今年は英国の警察による若い女性の殺害により、この法案は重要性を増しています。
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