ロシアが米の制裁に報復;米外交官8人を国外追放、体制責任者10人に制裁行使
4月 17, 2021 15:44 Asia/Tokyo
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ラブロフ・ロシア外相
ロシアがアメリカの外交官ら10人を国外退去処分とし、またアメリカの体制責任者ら8名に制裁を行使しました。
IRIB通信によりますと、ラブロフ・ロシア外相は「わが国はアメリカによる最近の緊張煽動行為や制裁への報復として、同国の外交官10名に国外退去を命じるほか、アメリカの体制責任者8人を制裁の対象とする」と述べています。
また、「ロシア政府はアメリカ大使に対し、自国政府と相談すべく本国に帰国するよう求めた」としました。
アメリカ政府は今月15日、ロシアが米大統領選に干渉しアメリカにサイバー攻撃をしかけたという主張のもと、ロシアの32の個人と団体に制裁を課しました。
この制裁は2021年6月14日に発効し、テクノロジー分野で活動するロシア企業6社も含まれます。
アメリカは、ロシア人外交官ら10名をスパイ行為の過度で非難し、彼らに国外退去を求めました。
なお、イラン外務省のハティーブザーデ報道官は、ロシアに対する追加制裁の発表というアメリカの行動を、不当なルートにおける誤った行動だとして、「このような行動は絶対に認めない」としています。
また、「どうやら、空虚な口実による他国への制裁行使は、もはやアメリカ政府の常習的な癖として同国に根付いたアプローチと化しており、政権の交代によってこうした見解の修正に全く影響しないようだ」と述べました。
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