世界銀行、「コロナが世界の飢餓増大の原因に」

4月 29, 2021 18:06 Asia/Tokyo

新型コロナウイルスのパンデミックが、世界中で数千万人の飢餓を引き起こしました。

世界銀行は、今年の終わりまでに世界で6000万人以上が深刻な困窮状態に陥る可能性があると予測しています。

また国連も、アフリカの中部や西部の国々において飢餓が発生していることを明らかにしました。これらの地域の諸国はほとんどが経済崩壊しており、このことが顕著な食料品価格の高騰を引き起こす可能性があります。

ＷＦＰ国連世界食糧計画は、「一部の国では、食料品価格が200％値上がりしている。その結果は非常に深刻なものになるだろう」としました。

国連は、この先の数カ月間に3100万人が充分な食糧を手に入れらなくなると警告しています。これは、昨年と比較して世界の飢餓人口が30％増えている計算になり、この件に関して緊急措置が必要とされていますが、その仕事は容易なものではないと考えられます。

ＷＦＰはまた、「アフリカ19か国での食糧支援継続には6億4000万ユーロが必要である」としています。

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