カナダで、車がイスラム教徒5人家族に意図的に突っ込み4人が死亡
カナダ・オンタリオ州にあるロンドン市で、交差点で待っていたイスラム教徒の5人家族に対して意図的に車が突っ込み、4人が死亡しました。
CNNが、 当局者の7日月曜の話として明らかにしたところによりますと、当局はイスラム教の信仰に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)とみています。
ロンドン警察のポール・ワイト刑事局長は、今回の事案について計画され事前に考慮された証拠があり、動機は憎悪だとし、犠牲者はイスラム教徒だから標的となったとみられると述べました。
なお、容疑者と犠牲者との間の関係は見つかっていません。
6日日曜のこの事件では、74歳の女性の現場で死亡が確認されたほか、4人は病院へ搬送されました。
また警察によりますと、その後成人2人と10代の少女が死亡したしたほか、9歳の少年は重傷であるものの命に別条はないということです。
ワイト刑事局長は、「一家が交差点で待っているときに。20歳の男の運転するピックアップトラックが縁石を乗り越えてぶつかってきた。車はショッピングモールの駐車場で停止し、警察が男を逮捕した」としました。
加害者の男には、第1級殺人4件と殺人未遂1件の容疑がかけられています。
さらに、ワイト刑事局長によりますと、ロンドン警察はテロ行為での立件を視野に王立カナダ騎馬警察と協力しているということです。
ロンドン市はオンタリオ州の南西部に位置し、人口は約38万5しました。000人にも及びます。
カナダのトルドー首相が今回の事件について弔意を表明した一方、パキスタンのクレシ外相はカナダでのイスラム教徒一家の殺害に反応し、「これは完全なテロであり、我々はカナダ首相に対しイスラム教徒の安全を確保するよう求める」と表明しました。
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