7月 03, 2021 17:36 Asia/Tokyo
  • アフリカでのコロナワクチン接種
    アフリカでのコロナワクチン接種

AUアフリカ連合が、「EUは、アフリカへのコロナワクチン供与を履行していない」とし批判しました。

AUの発表によりますと、ヨーロッパ側がアフリカにコロナワクチン供与を約束していたものの、これまでにアフリカ側には全く供与されていないということです。

こうした中、クリスタリナ・ゲオルギエバIMF国際通貨基金専務理事は、「先進国は、今年9月までに2億5000万回分のワクチンをアフリカ諸国に供与しなければならない」と語りました。

また、WHO世界保健機関のテドロス・アダノム事務局長も2日金曜、世界での不平等なワクチン分配状況に遺憾の意を示すとともに、富裕国はコロナ以前の時代に戻りつつあるが、貧困国は残酷にもワクチンが行き届かないままとなっている」と述べています。

さらに、国連のグテーレス事務総長も「コロナワクチンの生産は少なくとも2倍になり、流通システムが公平になるべきだ」としました。

これに先立ち、中国は「アメリカの人口は世界の総人口のわずか4%に過ぎないが、同国政府はコロナワクチン全体のほぼ4分の1を備蓄している」と発表しています。

現時点で、アフリカ在住者のうち少なくとも1回のコロナ予防ワクチン接種を受けた人は、全体のわずか2%に過ぎません。

なお、南アフリカ共和国のラマポーザ大統領は、コロナワクチンの特許権の停止に向け、精力的に活動しています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ