欧州南部各地で山火事 サルデーニャ島では1000人避難
7月 28, 2021 17:24 Asia/Tokyo
欧州南部で大規模な山火事が広がり、スペインやギリシャの地方部で被害が出たほか、イタリアのサルデーニャ島で約1000人が自宅からの避難を余儀なくされました。
米CNNによりますと、サルデーニャ州は25日、「前例のない災害」を理由に、非常事態宣言を出しました。
サルデーニャ州の報道官は27日、CNNに対し、同島オリスターノ地域の火災は焼失面積が推計で2万ヘクタール前後とされているものの、依然として当局が被害を見極めている状況だと述べました。ただし大半の火は消し止められており、現在は再出火防止に必要な措置を講じているということです。
この火災で、同州は人員7500人や航空機20機超を消火活動に投入したほか、フランスとギリシャからも消火活動を支援する航空機4機が派遣されました。
一方、ギリシャでは25日から26日にかけて複数の山火事が発生し、鎮火のため700人以上の消防士が展開しました。
スペインでも北東部カタルーニャ地方が火災に見舞われ、1700ヘクタール以上が焼失しましたが、26日時点で90%が制御されています。
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