中国が、アメリカ大統領の広島訪問を懸念
(last modified Sat, 14 May 2016 09:01:15 GMT )
May 14, 2016 18:01 Asia/Tokyo
  • 中国が、アメリカ大統領の広島訪問を懸念

中国が、アメリカ大統領の広島訪問が、日本の強硬派の強化につながることを懸念しています。

中国の一部メディアは、13日金曜、オバマ大統領の広島訪問について取り上げました。これらのメディアは、日本の軍事計画を加速している一部の強硬派がこの訪問を歓迎し、利用することに懸念を表しました。

チャイナ・デイリーは、「一部の日本の高官は、安全保障・軍事計画に集中しており、それは非常に危険なものであり、この訪問は彼らの格好の口実だ」としています。

さらに、「日本の政府関係者の行動とこの国の過去の植民地主義政策に注目すると、一部の近隣諸国がオバマ大統領の日本訪問を懸念するのは当然だ」と語りました。

中国はこの訪問により、安倍首相が力を持ち、アメリカとの軍事的連帯の強化を目指す首相に対する人々の支持が拡大することを恐れています。

日本の国会は、自衛隊が国外での戦闘に参加できるようになる安保関連法を可決しました。

1945年にアメリカによって広島に原爆が投下されてから、アメリカの大統領が広島を訪問するのはこれが初めてになります。

オバマ大統領は、G7・先進7カ国の首脳会議に出席するため日本を訪問する予定です。