9月 11, 2021 17:27 Asia/Tokyo

米国のジョー・バイデン大統領が、2001年9月11日の米同時多発攻撃から20年を迎えるに当たり、「私たちの最大の強み」である結束を示すよう呼び掛けました。

フランス通信が11日土曜、報じたところによりますと、バイデン大統領は10日金曜、米同時多発攻撃から20年を迎えるに当たり、ホワイトハウスから6分間にわたる、国民向けのメッセージ動画でさらに「私にとって、それが9月11日の重要な教訓だ。私たちが最も無防備な状態にあり、私たちを人間たらしめているさまざまな問題がせめぎ合い、米国の魂を懸けた闘いのさなかにおいて、結束こそが私たちの最大の強みだ」と呼びかけています。

また「結束とは、私たち皆が同じことを信じなければならないということではなく、互いに、そしてこの国に対して基本的な尊敬と信頼を持つ必要があるということだ」とも述べました。

バイデン氏は11日、妻のジル氏と共に同時多発攻撃の現場であるニューヨーク市、首都ワシントン、ペンシルベニア州の3か所の跡地を訪れることになっています。

アフガニスタンからの米軍撤退や新型コロナウイルスの感染防止対策をめぐって批判されているバイデン氏は、各追悼式典で演説は行わないとみられています。

9・11テロ20周年記念日の式典は、アメリカがテロ組織アルカイダや当時のアフガンの旧支配勢力・タリバンの打倒を目的とした20年間にわたるアフガン戦争・占領の挙句に、何の成果もないまま、政治・軍事的な醜態をさらしながらアフガンを撤退した中での開催となりました。米のアフガン撤退とタリバンによる同国の政権掌握は、アメリカはもとより、世界各国でバイデン政権に対する大規模な批判の嵐を巻き起こしています。

 

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