オランダの美術館で、発見されたゴッホの「新作」スケッチを初公開
9月 18, 2021 18:33 Asia/Tokyo
オランダで、100年以上にわたり個人収集家が保有していた巨匠ビンセント・ファン・ゴッホのスケッチ画が見つかり、首都アムステルダムの美術館で16日、初公開されました。
フランス通信によりますと、1882年11月に制作されたスケッチ画は「『疲れ果てて』の習作」と題され、椅子に座る老人が描かれています。当時ゴッホは、画家として活動を始めたばかりでした。
1910年ごろに同作を購入した現所有者のオランダ人一族は、昨年、ファン・ゴッホ美術館に鑑定を依頼して、同作がゴッホの「新作」であると確認されました。同館のエミリー・ゴーデンカー館長は「新たな作品がファン・ゴッホ作と認められることは非常に珍しい」と述べています。
同作はファン・ゴッホ美術館で来年1月2日まで展示され、その後は所有者に返還されます。ファン・ゴッホ美術館はすでに、類似の作品「疲れ果てて」を所蔵しています。両作品は同時期に制作されましたが、ゴッホ自身は後者を気に入ったとコメントしていました。
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