FIFA、サポーターによる人種差別行為でハンガリーを処分
9月 23, 2021 20:08 Asia/Tokyo
2022年サッカーW杯欧州予選でハンガリー代表のサポーターが人種差別的な言動をしたとして、国際サッカー連盟(FIFA)はハンガリーサッカー連盟(MLSZ)に対し、無観客試合2回と罰金の処分を下しました。
今月2日に行われたハンガリー対イングランド戦の試合中に、一部のハンガリーサポーターからイングランド代表のFWラヒーム・スターリング選手やMFジュード・ベリンガム選手に対して“モンキーチャント”(猿の鳴き真似)が浴びせられ、問題になっていました。
試合はイングランドが4対0でハンガリーを下しました。
FIFAは声明で「いかなる形の人種差別や暴力も容認しない」と強調。ハンガリーに対して罰金約2400万円と、FIFA主催の次の2試合を無観客とする処分を科すと発表しました。ただし2試合目には2年間の執行猶予を認めています。
これに対しMLSZは、21日に「選手に対する人種差別的な行動は強く非難されるべき」との声明を発表した一方で、FIFAによる処分は「本当の犯人を罰するものではない」という見解も示しました。
MLSZは7月9日にも、欧州サッカー連盟(UEFA)から「サポーターの差別的行為を禁じる規律規則に違反した」として、UEFA主催の公式戦を今後3回にわたり無観客で行う処分を下されていました。
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